Archive for February 2015

11 February

美術界にとっての不幸

美術界にとって不幸だったのは、実技を志す者は理論研究をせず、理論研究をする者は実技をやらないというのが普通になってしまったこと。実技者の奥義は広く一般には伝承されず、数多くの文献はほとんど実技者にとって価値のないものになってしまった。ゆえに、実技は才能の世界であるかのような誤解が蔓延し、芸術の学問としての発展にブレーキとなってしまっている。
16:59:00 | tshibata | |